獄至十五(ごくしじゅうご) #23

インディーズバンド「打首獄門同好会」の結成15周年を記念したベストアルバム。

2019年9月25日リリース。

打首獄門同好会は、2004年結成の3人組インディーズバンド。最近は冒頭の「島国DNA」や「日本の米は世界一」などの曲がきっかけで、農林水産省から「FANバサダーロック」に任命され、首相官邸に表敬訪問するなど大活躍中である。

 

ベストアルバムは、結成10周年でリリースした「10獄~TENGOKU~」に続き2枚目。

 

結成11年目以降の作品から選び抜かれた楽曲をリマスターし、新曲の「なつのうた」「Fly Away」「だらだらしたい」を含めた全18曲を収録。

 

 

ベスト盤だけあって新曲以外はもうすでにライヴの定番になっている曲ばかりで聴きごたえがある。

 

激しい曲が多い中、ボサノバ調の「なつのうた」や、冒頭は「みんなのうた」に出てきそうな「布団の中から出たくない」など、ちょっとマイルドな曲がいい順番で入っていることで、ほっとできる。

どの曲もいいのだが、新曲「Fly Away」にやられた。

よくあるできごとや食べ物の一部を英語にする手法は、打首獄門同好会では定番なのだが、サビを聴くまで気づかず1本とられた感じだ。

よくある日常の、些細な悲しいできごとが、「FLY AWAY」と、かっこよく歌い上げられることでなぐさめられる、かもしれない。

 

最後の「だらだらしたい」も、自分のことを歌っているようで、すごく共感できる。

間奏に運動会の定番曲、L.アンダーソンの「トランペット吹きの休日」がスローテンポで入っているのがたまらない。

これによって、だらだらしたさがより強調されている。

 

新曲もおなじみの曲も、ここ5年間の代表曲が集約されたまさにベスト盤!

 

1. 島国DNA
2. きのこたけのこ戦争
3. 日本の米は世界一
4. Shake it up 'n' go ~シャキッと!コーンのうた~
5. なつのうた
6. TAVEMONO NO URAMI
7. 猫の惑星
8. 糖質制限ダイエットやってみた
9. ニクタベイコウ!
10. はたらきたくない
11. だいたいOKです
12. YES MAX
13. New Gingeration
14. 47
15. 布団の中から出たくない
16. 歯痛くて feat.Dr.COYASS
17. Fly Away
18. だらだらしたい

 

獄至十五

獄至十五

 
トランペット吹きの休日

トランペット吹きの休日

  • ベルリン交響楽団 & ゲルハルト・ベッカー
  • クラシック
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes