太陽とシーツ #2

90年代後半に活躍した日本のロックバンド

MOON CHILDの3rdアルバム、

POP AND DECADENCEに収録。

 

この曲はDECADENCE的な雰囲気である。

歌詞にも「make it "decadence"」と出てくる。

作詞・作曲を担当する佐々木収さんは、

当時いろいろあって病んでいたらしく

曲にも歌詞にもそれが表れている。

けだるい感じのAメロから始まり、

超低音のいい声で歌い始める。

 

 歌詞↓

https://petitlyrics.com/lyrics/199557

 

この曲を初めて聴いたときは

曲が暗すぎて、

サビ以外よく覚えてなかった。

今は前よりは聞けるようになった気がする。

 

佐々木収さんの歌詞はどの曲も独特なのだが、

「せめてつましくさぁ家具のように死んだように眠りたいんだ 父さん」

って表現が斬新だ。

 

「かつて君が愛したもの 洗いざらしのシーツの匂いの世界」

「素敵な陽だまりだった君は シャボンのように消えた」

 

「もう二度と戻れそうにない 洗いざらしのシーツの匂いのある」

「素敵な陽だまりの世界が 君だけをさらってっちまった」

 

「君」は恋人なんだと昔は思っていたが、

「君」は昔の自分なのかもしれないなと今は思う。

 

 

「I love you,so lonely,so young,I wanna die」

という歌詞は、

『too young to die』(死ぬには若すぎる)

にちょっと似てる。

それが

「I wanna die」

になってるところが

病んでるなと。

 

すごく落ち込んだとき、

何もやりたくないとき、

とことん落ち込みたいときにおすすめの曲である。

 

そして最後の「素敵だぜ」って皮肉で

なぜかもうちょっと頑張ろっかなって思える曲だ。

 

 

 

 

*用語の意味

 *ソープオペラ

         ・・・・・・テレビやラジオの連続メロドラマ

     アメリカで、番組のスポンサーに

                     石鹸会社が多かったところからいう。

                   (精選版日本語大辞典より)

     日本でいうと昼ドラみたいな感じ。


*drive me nuts・・・・・・直訳すると「私を動かして」

 

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MOON CHILD  LIVE'99 太陽とシーツ

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