グロリア #6
1990年代後半に活躍した
日本のロックバンドMOON CHILDの
10枚目のシングル。
1998年11月26日リリース。
「コーラック」のCMソング。
この曲がシングル曲だったということが、
一番ロックだと思う。
曲はノリノリのギターポップ。
好きな感じ。
歌詞はかなりきわどい。
→ http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=E03946
ベスト盤の解説には、
「佐々木がずっと作品のテーマの一つに上げていた『シニカルとリスペクト』が混在するギターポップ」とある。
この曲をシングルにしたのは
何かの挑戦か
それともヤケだったのか。
とにかく今までのMOON CHILDとは
全然違う感じの曲だし、
そのあとの曲も含めて
どれとも似ていない。
PVもすごく凝ってて面白い。
何かのパロディかなんかなんだろう。
あと、佐々木収さんが
「頭金髪のお坊さん」みたいになっている。
もっと売れたかもしれないなと思う。
ちなみに
この曲のイントロは、
70年代後半~80年代初めに活躍していた
アメリカのロックバンド
ザ・ナックの「マイ・シャローナ」に似ているらしい。
聞いてみたら、
洋楽に詳しくない自分でも
聞いたことのある(題名は知らなかったけど)
曲だった。
そしてグロリアのイントロにちょっと似てる。
ザ・ナックは
「ビートルズの再来」というキャッチコピーで
プロモーションされ、
マイ・シャローナが世界的にヒット。
しかし、その後ヒットに恵まれず解散。
一発屋の扱いになってるけど、
他にもいい曲はたくさんあったらしい。
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ん?なんか聞いたことある話。
いろんなエピソードも含めて
わざと似た感じにしてるとしたら、
皮肉と自虐がキツすぎて、
聞いてるほうの心が折れそうだ。
そんなシニカル満載の曲だけど
きっとリスペクト要素もあるから
また聞きたくなるんだろう。