tambourine #29
90年代後半に活躍した日本のロックバンド
MOON CHILDの1stアルバム
1996年11月21日リリース。
デビューアルバムにして、すでに完成度の高い1枚。
MOON CHILDの曲で大事な要素の一つが
「チュルッチュ チュ チュ チュル~」
という独特のスキャットだと自分は思っている。
デビュー曲の「Brandnew Gear」にはもちろん、
2枚目、3枚目のアルバムにもこのスキャットは入っている。
そして、解散後に結成したSCRIPTの曲には出てこないのだ。
このスキャットにMOON CHILDらしさを感じている。
「Say! Hello,people」
「お初にお目にかかります」
「How do you do?」と、
あいさつ代わりに始まる「タンバリン」から、もうすでに雰囲気が完成されている。
並みの人間ではカラオケで歌えない高難度の曲である。
続く「ラヴソング」では、例のスキャットがマイナー調で挿入され、シニカルな一曲となっている。
自分の好きな曲の一つだ。
そのほか、デビュー曲の「Brandnew Gear」
シングル曲の「Over the rainbow」「Blue Suede Shooting Star」
ライヴのアンコールの定番曲「グッド・バイ・バイ」などが続く。
全体的にさわやかな曲が多く、
MOON CHILDの曲にしては素直に聞けるアルバムだ。
自分はいつも初めて聞いた順番である、
3rd→2nd→1st の順で聞き、さわやかに気持ちで締めくくっている。
1. タンバリン
2.ラヴソング
3.Brandnew Gear
5.記念日
6.Everything to love, Everything to lose
7.PiPi
8.Just Made Love
9.Sweet R&R Music
10.瞳とじれば
11.ある朝
12.Blue Suede Shooting Star
13.グッド・バイ・バイ