ミュージカル「NINE」  #42

イタリアの映画監督、フェデリコ・フェリーニの映画、

8 1/2(はっかにぶんのいち)」を

アーサー・コピット脚本、

モーリー・イェストン作詞・作曲でミュージカル版にした作品。

 

2020年11月21日(土)

赤坂ACTシアターにて。

 

前半:約75分

後半:約55分

 

演出:藤田俊太郎

グイド:城田優

ルイザ:咲妃みゆ

クラウディア:すみれ

カルラ:土井ケイト

サラギーナ:屋比久知奈

ネクロフォラス:エリア

スパのマリア:原田薫

母:春野寿美礼

ラ・フレール:前田美波里

DAZZLE

リトルグイド:大前優樹



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このミュージカルを見たきっかけは、

最近、城田優さんが好きなので、

彼の出ているミュージカルなら何でも見たい!

という理由です。

 

城田優さんは、

舞台でももちろんかっこよかったし、

声もすごくキレイで

とても楽しくて充実した時間でした!

 

新型コロナウイルスがはやってるご時世や、

城田優さんが最近事務所を辞めてしまったことなど、

いろいろなことがあったけど、

今日この日にこの舞台を見れて

ほんとうによかった。

 

 

主人公のグイド・コンティーニは

チャップリン以来の天才といわれるが、

最近はヒット作を作れていない。

とても魅力的で、

「この世に存在する女性は自分一人だけだって気にさせる」

ほど情熱的だけど、

子どものころ起こった事件以来、

心は成長していない。

 

みんなにいいことを言って、

だけど何も実現できなくて、

結局不誠実になってしまう。

悪気なく、みんなを傷つけて、

やがてそれが、グイド自身の破滅につながっていく。

 

 

ミュージカルとしては、

一応ストーリーはあるものの、

主人公のグイドや、

それを取り巻く様々な女性たちの

想いを歌った場面が積み重なっている感じの進行なので、

ややとりとめのない印象。

 

(演出は全然違うけど、

ストーリーのとりとめのなさレベルで言うと、

自分の中ではCAT'Sや不思議の国のアリスぐらいのイメージ)

 

ただそれでも

ミュージカル全体として満足できるのは、

それぞれの人物が歌う

歌詞や曲、演出の力なんだなーと思った。

 

 

これを機に

フェデリコ・フェリーニ監督の映画も見てみようかな。

 

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